婚姻届と住民票の関係

婚姻届を出したら、住民票も自動的に変更される?

手続きを行う新婚夫婦
婚姻届を提出して受理をされた、正式に二人は夫婦となります。
この婚姻届を提出したタイミングで気になるのが、住民票についてです。
これからの生活で、様々な場面で欠かすことが出来ない、自分の住所などが記載されている重要書類ですが、この住民票は自動的に変更されるのでしょうか。

結論から言いますと、婚姻届を提出した段階で、住民票も自動的に修正される内容が多いでしょう。
例えば、名字は新しく変わった戸籍の名字になり、本籍地や筆頭者は新しいものに、世帯主との続柄も、妻、夫などに変更されます。

ただし、自動的に修正されない内容や、自動的に修正されないケースもありますので、事前に確認しておきましょう。
例えば、本籍の筆頭者が、住民票の世帯主とはならない場合は、別途手続きが必要となります。
例えば、妻の性を使って居るけれども、夫が世帯主となるという場合が、これに当てはまるでしょう。

また、既に一緒に住んでいて住民票は同じ住所となっているものの、それぞれが世帯主となっている場合なども、変更手続きが必要です。
いわゆる、同棲をしていた後、結婚をするとなったときには、別途手続きが必要となるでしょう。

反映されるまでにどのくらいかかるのか?

婚姻届を提出して、自動的に修正されると言っても、提出したその場ですぐに修正される訳ではありません。
新しく戸籍に内容が反映されるまで、数日間~数週間ほどかかると思っておきましょう。

こちらは、役所間をまたいでいるかどうかなどによっても異なりますので、事前に役所に問い合わせをすることが大切です。
仕事などでどうしても急ぎで住民票などが必要と言う場合は、職場に事情を説明して、待ってもらうようにして下さい。

早ければ次の日にはしっかりと反映されるという場合もありますが、あまりあてにしない方が良いでしょう。

婚姻届と転入届は一緒に出した方が良い?

婚姻届と一緒に転入届を出すことで、手続きをし直す手間なく、効率良く届け出を出すことができるでしょう。

転入届を提出してから婚姻届を提出すると、住民票の氏名欄に、婚姻前の氏名が二重線で消された状態になってしまいます。
ですが、婚姻届と一緒に提出することで、二重線ではなく、新しい名字になった状態で、戸籍を手に入れる事ができるでしょう。

二重線が引かれている状態でも問題無く使う事ができますが、気分的に良くないという場合は、同時に提出するという方法を使って見て下さい。

婚姻届は、ついつい勢いで、その場のテンションで出してしまうと言う方も多く居ますが、一旦立ち止まって、できれば、その他の手続きの事を考える事も重要でしょう。