自作の歌を披露

結婚式では羽目を外したくなるけど…

ギターを引く男性結婚式は二人にとっては一生に一度のことということもあり、つい羽目をはずしてしまいたくなるという気持ちはわかります。

バブル期のように一市民でもなんとなく財布の紐が緩かったような頃には、ゴンドラやらスモークやらド派手な演出をする結婚式が大流行していましたが、今は「地味婚」という言葉すらなくなってしまいそうな勢いで、つましい挙式・披露宴を希望するカップルが増加しています。

しかしつましい披露宴であるからといって、すべてがおとなしく終わってくれるとは限りません。

中にはつましい内容であったからこそなおさら、逆の意味で印象に残る式になってしまったという例がいくつかあります。

これから披露宴をする二人にとって、ちょっとした悩みとなるのが途中で友人などにお願いする余興です。
ゲストにお願いするものとしては他に、祝辞や友人代表のスピーチ、その他余興やプレゼント贈呈といったものがあります。

しかしその中でもとりわけお願いする人や内容に悩むのが余興でしょう。
友人の中には大抵一人や二人、お祭り騒ぎが大好きな人がいるものですから、こちらから頼みもしないうちに立候補をしてきては、ちょっと式の内容からは浮いてしまうような催しをしてくれたりするものです。

歌のプレゼント

これまで実際に挙式をしてきた人へのアンケートで目立つのが「友人から歌のプレゼントをされた」というものです。

友人からの歌といえば、古くは「てんとう虫のサンバ」などから始まり披露宴に華を添えるものではありますが、行き過ぎるとまるでワンマンショーであるかのような過剰な演出にもなってしまったりします。

それが単にちょっと下手かな?くらいのものならまだしも、中には自作の歌を披露してくる強者も時々見られたりします。

全てがそうというわけではないかもしれませんが、ほとんど大抵の場合の自作の歌の披露というのは、その場を凍りつかせてくれるほどの破壊力を発揮してくれたりするものです。

あとになってそのときの様子を笑って話せるようならまだよいのですが、ひどいときには10分以上も自作のよくわからない歌を聞かされ続けるような式もあるようで、そうなるとその友人と無関係の親戚や会社関係者の方は呆然としてしまうことでしょう。

しかしながらかといって余興の内容を事前にチェックしたり、内容を修正してもらったりということはお願いをする側の新郎新婦からは言い出しにくいものですよね。
なかなか悩ましい問題です。